テレビドラマ版から劇場版まで、ずっと観てきた好きな作品の最終章。
本作では、南仏ヴィラの遺産相続話からダウントンアビーでのトーキー映画撮影、そしてヴァイオレットの大往生までが描かれた。まさに、最終話に相応しいエンディングだった。
個人的にマシューの母イザベルとヴァイオレットの2人のおばあちゃんの関係が好きだった。皮肉の応酬ばかりのころから、次第に何でも言い合える信頼関係が築かれていった。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」の成人後のデボラ役を演じたエリザベス・マクガヴァーンが、グランサム伯爵夫人を演じている点も本シリーズを通じて好きなところだった。
執事カーソンを演じたジム・カーターの声が魅力的。これは字幕版ならではの楽しみだった。
そして、長女メアリーの相変わらずの強さにますます落ち着きが備わって、次世代を担っている感じが伝わった。
これで、グランサム伯爵クローリー家の皆さんともお別れなのかな?だとするととても寂しい。