ヴァルーン

サンクチュアリ -聖域-のヴァルーンのレビュー・感想・評価

サンクチュアリ -聖域-(2023年製作のドラマ)
4.8
自身の鮨屋を失い、借金を抱えた父と、今や金と色欲のことしか頭になく父を捨てた母との間で不良として生きてきた小瀬清。 小瀬は柔道の実力はピカイチで、あるとき潰れそうな部屋"猿将部屋"の親方猿将から相撲の世界をもちかけられる。 土俵に立つことで得られる金、名声を求め、弟子入りするのだが…って話!

過去最速なんじゃないかってレベルの早さでドラマが進んでいきました。 休みに合わせて文字通りの一気見をしてしまうほどのめり込んでました。
ちょうど偶然、映画の『シコふんじゃった』を先日見たばっかで相撲熱がある、けれども相変わらず相撲の詳しい部分は分からないってコンディションで観たのもハマる要因だったんだろうな。
こっちは相撲界のブラックな部分とか、この伝統を現代人の目で観た側面を大きく出してる感じ。 特に忽那汐里がそのシンボル。 男顔負けの威勢で気持ちをしっかり出してくるキャラ良かったな。 全編を通しての推しキャラが彼女でした。

後半になって猿河も良かった。 猿桜程じゃなくともかなり変化の幅があったな。

静内はシンプルに怖い。 なんか喋れ。
力士を演じてた役者たちは皆強そうなんだけどその中でもこいつはとんでもなく強えんだろうなってオーラを出し続けてる。 それがすごい。

終わり方凶悪。 演出的に嫌な予感してたんだよなあーー。
8話は普通に熱すぎて泣いた。 リアルに泣きました。

邦ドラマでのこういう良作との出会いは嬉しいです。 S2待ってます。