ボンドレイク

ドクター・フー シーズン14のボンドレイクのレビュー・感想・評価

ドクター・フー シーズン14(1976年製作のドラマ)
4.6
 旧シリーズドクターフーの最高峰(?)

 【ドクター・フーとは】
 主人公のドクターと呼ばれる異星人が地球人の仲間とともに時空を自由に行き来して、
 旅をする道中で遭遇する、地球や他の惑星で起こる理不尽な外敵侵略やタイムパラドックスなどを防ぐために奔走するという冒険物語である。(wikipediaより引用)

 とても、当時のドラマシリーズとしては万人に通じるエンタメ性が高いであろうシーズン14。
 もし当時、日本でも放送されていたら、、? なんて、妄想をよくしたもの。
 やっぱり日本人向けではなかったんだろうな。

 SFとしては とても奇想天外なアイデアがてんこ盛り。
 登場人物らのキャラクターも、コメディリリーフや純粋悪なヴィランとしてフィットしてるっっ 演技も“わかりやすくて”良い。

 シーズン14、印象的なのは ストーリーラインや 教訓よりも、クールなワンシーン、笑えるセリフ、魅力的な悪役、愛着が湧く安っぽい特殊効果。

 そして4代目、トム・ベイカー・ドクター。やっぱり、ベストドクターは彼だ。 このクレイジーなチャーミングさには誰も敵わないでしょうな。
 「この危険なジェリーベイビー(4代目お気に入りの菓子)で、お仲間を殺してやるぞ」なんて脅す場面とか、めっちゃ好きです。
 ベイカーさんの、ドクターと一心同体な演技力炸裂。 もう、素から狂ってるんじゃないかって思うよね笑
 言葉で説明するの難しいから、実際に見てくれ!見れば、何が言いたいかわかるからっっ!

 悪役で一番印象的なのは、マスターかなっ。現在のキレッキレなマスター像からは想像もつかない、黒歴史な素晴らしい造形。
 今みても その気色悪さに感動するくらいだから ホント素晴らしい出来なんよ。
 
 ただ、旧シリーズドクターフーの時代は、ドラマチックで更にエモーショナルな要素を極限に排除していて、喜劇と冒険活劇とクールな勧善懲悪がメインとなっている。
 そのため、新シリーズ時代に慣れるとやっぱり 肩透かしを食らうかも。現在に比べて特殊効果だとかも、安っぽく見えたり。

 旧シリーズの最高峰と言われている、今シリーズ、シーズン14も同じ。
 気軽にポテチ食いながら観るB級映画と同じ部類なんです。 私は、B級大好きっっ。

 そんな方々のための旧シリーズドクターフー、英語字幕のみですが 試されてみては?

 以下、今シリーズのエピソードをランク付けしたもの。

1, The Deadly Assassin
 (シリアスでクールな一遍) 

2, The Talons of Weng-Chiang
 (シャーロック・ホームズしてます)

3, The Robots of Death
 (ドクターのジェリーベイビーが、、!) 

4, The Hand of Fear
 (10代目とローズがカップルなら、4代目とサラはさっぱりとしたBFF)

5, The Masque of Mandragora
 (サラミサンドイッチ??笑笑) 

 
6, The Face of Evil
 (リーラのようなコンパニオン、もう一回出てきても良いと思うんよなぁ)
 
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