マイク・フラナガン監督の「ザ・ホーンティング」シリーズが好きで、このドラマも見てみました。正直言うと、ヒルハウス、プライマナーほどのパワーや感動は無いです。中盤まではとにかく退屈で睡魔との闘い・・・ただ、中盤以降「そっちか！」と言う展開になり、少し面白くなりました。
宗教と哲学を織り交ぜながら話は進みますが、ちょっとキリスト教のうんちくがしつこい・・・延々と教義をまくしたてる部分は、もっと簡略化して要点をまとめて欲しい。
最後も、みんな揃ってわざわざそんな所で日の出見なくても・・・という気もするし、建物が全部焼けたとしても、隠れる場所は沢山あるでしょ。元々の原因を作った「それ」も最後どうなったか語られないし、ちょっと消化不良。
ストーリーも「それら」の言い伝えとか、伝説とかが存在しない、みんなが知らないという前提でないと成り立たないし、教義にこじつけすぎるのが無理やり感があります。
「ヒルハウス」第五話の15分間のノーカット撮影は感動しましたが、この作品の冒頭7分間の長回しはあまり必要性を感じません。マイク・フラナガン監督の作品は、キャストがかなり被るのですが、そういう意味では楽しめましたが・・・
