たがわ無用すけ

必殺仕置人のたがわ無用すけのレビュー・感想・評価

必殺仕置人(1973年製作のドラマ)
4.1

どっちかというと、男性むけで、オーソドックス活劇エンタメ指向の書くレビューです。これと、必殺仕掛人と、新必殺仕舞人で、時代劇のおもしろさを知ることになりました。時代劇方面はあまりよく見たことがなく見慣れてないままでも、この世界にいって一緒に悪を仕置したくなりました。 どいつもこいつもホンマに地獄みせたろかって悪人ばっかりで、カタルシス。
時代劇だから何やってもいいんだ!という勢いとか熱さがこもっています。実際全然関係なく殺傷事件が起き、このドラマのせいとかいう風評をうけ、しばしタイトル変更に至ることに。アツい。
で紅一点おきん役、野川由美子さんをはりつけにしていたぶるシーンで男性自身が熱くなり、うちのハハと同年代と知って冷え切った。山崎努は風貌からして頑固でカタギってイメージはまちがっていた。
闇に潜んだり哀切なプロフェッショナル必殺仕事人とは一部分に過ぎなかった。
そろいもそろって女優さんが和で美しい。
令和はほんとルックスもプロポーションも手足もガタイもいい人揃いでヨシですが。時代劇って言ったら大河か中村主水くらいという時代劇観は粉々にくだけます。こんなにも楽しいやりたい放題が、かつては時代劇に出来たものか、、、!ってなります。当時の時代劇エンタメ、人材だらけ。きっとジョジョの荒木作者が影響受けてそうな、悪サイドの清々しさ。
あえて推すと、3つの話。視聴者を置いてきぼりくらうスピード感、テンポであっという間に終わる。
佐渡の金山回、鬼岩目明し回、ヘイトフル・エイト殺戮雨宿り回、オススメです。鬼岩の(今井健二)棍飛とか手槍とかカッコよくて触ってみたくなります(実際、江戸警察では十手ほかに棍飛も使われてたそう。武芸者か、、)

たがわ無用すけさんの鑑賞したドラマ