このレビューはネタバレを含みます
ストーリーの中盤まで、ただただ辛いドラマを見せられてこれは何なんだろうと思ってましたが、7話以降になってようやく、辛い境遇でもつつましく、冗談を言い合ったりして日々を暮らしている人たちを愛おしく見られるようになりました。
坂元裕二脚本の好きなところはそういうところなので、偽札メンバーが揃うまでのひたすら暗い展開の我慢が長かった。
最終的には、誤解で行き違ったままかと思われたそれぞれの登場人物の心が通い合って、結局ハッピーエンドなんかい。と突っ込みたくなりましたが、よかったです。人として生きている幸せって、こういうことだな、と。
持本さんが亡くなるところは、青羽さんとの関係も相まって泣きました。ラストで幽霊になって(?)そばにいてくれてよかった。
そして田中裕子さんから滲み出る包容力はやっぱりすごい。