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ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア<シックス・シーズン>のTOTOのレビュー・感想・評価

5.0
『Don't Stop Believin'――』

子供の頃に見た「マイアミバイス」に感化されてからの海外ドラマ好き。
以来、たくさん見てきましたが、ベストは何かと問われれば、『キリング』『ブリッジ』のデンマーク女性刑事もの二大傑作に一馬身差つけてこちら。
ジェームズ・ガンドルフィーニが、子供じみてナイーブな鬱持ちのマフィアボス、トニー役を演じた『ザ・ソプラノズ』です。
まずオープニング・タイトル(Arabama3「Woke Up This Morning」)からしてかっこよし。
脇を固めるキャスト陣には『ゴッドファーザー』『グッドフェローズ』『スカーフェイス』など歴史に残るマフィア映画に出演した俳優陣が競って出演しているので見ていて思わずニヤリとしてしまいます。
その中にあって、トニーを支える幹部・シルヴィオ役を熱演したスティーヴン・ヴァン・ザントは演技素人ながら一度見たら忘れらない存在感を発揮。(この人、本業はブルース・スプリングスティーン・バンドのギタリスト。ヅラだけど)
またこのドラマはFINALのシーズン6に至るまで、主要キャストがどのように最期を遂げるか、それもまた見どころの一つでもあります。
良い感じで愛着わいた頃にいなくなるから毎回、衝撃が強かったです。
そしてシーズンFINALのラストカット、一家団欒のダイナーでBGMとして流れたジャーニーの「Don't Stop Believin'」がもうね。。。
底抜けに明るく楽しいラブソングなのに、ザ・ソプラノズ以降、二度と、普通に聴けなくなってしまいました。
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