ようやく終わりそうな「凍てついた愛」と入れ替わりにまた新たな(と言っても昨年の作品だが)韓国ドラマが深夜枠で始まった。
不穏な画面のスリラーで監督は「新感染」(早く「ファイナルステージ」を見たい)のヨン・サンホ。ヒロインの#チョンジソ はまたしても「パラサイト 半地下の家族」のキャストである。
監督は「デスノート」みたいなサスペンスを狙ったのではないかと思う。呪いが成立するかどうかというスリルは超能力合戦のようなもので、中盤過ぎまではメチャクチャ面白く、手に汗握らせる。
女祈祷師のチョ・ミンス(キム・ギドクの映画に出ている)、いつもは呑気父さん的な役が多いらしいソン・ドンイルなど役者の演技は迫真だった。
オカルトそのものの展開の裏で、ヒロインの夫(なぜか脚が悪い)の刑事が安楽椅子探偵的に理詰めで核心に近づいていくのも面白い。
終盤は萎んでしまうのが惜しい。