伝説の海外TV、『トゥルーコーリング』、途中で打ち切りのため6話しかないシーズン2。
このシーズン2の6話目は、ものすごく色んなことが消化不良で本筋はブツ切りなんだけど、それでもこのクリスマス雰囲気にかけて優しい着地になっている。
これはそういう背景と打ち切りを上の方から突然知らされた製作陣とキャスト陣のある種の“思い”なのかも知れない。
それでも、観てるこっちがこんな終わり方が残念で仕方ないと思ってるんだから、一生懸命作り上げてきた作り手と出演者たちの無念を思うととても胸が痛い。
このシーズン2では、シーズン1の最後の方から突如現れたジャックが頭角を表し、ジャックがまさかの裏であの人この人にも繋がっていた、、、。
だからこの6話は、これまでの助けを求める死者をタイムリープして助けようとするトゥルーの悪戦苦闘、ではなく、その上にさらに“ジャックの邪魔”が被さってくる。
さらに、助けを求める死者たちの“求め方のバリエーション”にかなり幅があって、トゥルーの苦労がより一層大変なことになってる。
もはや何のために、どうしたらいいのかすら見失いがちの展開にトゥルーもかなり疲弊する。
疲弊し、相棒デイビスともピリピリすることも出てくる。
弟のハリソン。やっぱり彼好き。このシリーズのムードメーカー。彼がトゥルーをトゥルーにしている。
この何か頼りないしフラフラしてるんだけど、姉のトゥルーの“秘密”の理解者であり、トゥルーの手となり、足となり。
彼もまた、トゥルーのことを信じてて、このトゥルーとハリソンの姉弟の絆、やりとりが本当に安らぐ。
彼だからトゥルーと一緒にいれるんだな、とも思う。
シーズン2になってから、さらに慌ただしくなり、急展開が多く、トゥルーのストレスが心配で本当にここからの展開が気になるところ!だったのに残念。
これはもう“伝説”になってしまった、と思うしかない。