PG-12指定になりそうなダーク大河ドラマ。
日本最高峰のスタッフとキャストが力の限りを尽くしたのが伝わってくる。
最初こそ正直、真田丸みたいな路線を期待していたのでムズムズしながら観ていたものの、キャストとスタッフの歯車が噛みあいはじめてからはもう独擅場。
円熟味を増した三谷幸喜さんの脚本と、名実ともに日本を代表する俳優となった小栗旬さん。両者が軸となったことで他のドラマと比較のできない、唯一無二のワールドが広がっていった。
絶望のなかに希望を見出すような本作の展開のように、日本のドラマにかすかな希望を残してくれた一作になったと思う。
お疲れさまでした。