このレビューはネタバレを含みます
パク・ウンビンの作品が観たくなって、観やすそうなもの…ってことでたどり着いた作品。
プロ野球のシーズン終了後の球団運営を描いたストーリーで、1話30分で全32話と、とても手を出しやすい作品。
一見クールで感情の起伏があまり感じられないGMとパク・ウンビン演じるチーム長(野球チームの運営全体を仕切る役割)がメインのドラマ。
選手のトレードや補強、冬季キャンプといった野球運営を描きながら、韓国ドラマでよく見かける"あり得ないくらいあからさまな嫌がらせを仕掛けてくる人たち"が話を盛り上げる。
個人的にはGMとオーナー会社の常務の関係性が面白かった。
この常務、チームを解散させるのが目的でGMに再三嫌がらせを仕掛けるが、どこかGMを認めているところもあるというか…
元々能力の高さを買って採用しているわけだけど、加えて人としても自分とは違う面を認めていて、それがむしろ腹立たしい…そんな感じに見えた。
ある意味一番魅力的なキャラクターだったかもしれない。
やはり、魅力的な作品には魅力的な敵役あり。
名作!って訳でもないけど、ちゃんと面白いし先が気になって次々観てしまうタイプのドラマ。
パク・ウンビン演じるチーム長の後輩(チョ・ビョンギュ)が、怒鳴られた際に「うわ!耳に唾が飛んだよ!」とはしゃぐシーンがあるが、はしゃぐのも仕方ない。
ご褒美でしかない。