最愛の妻を亡くしたにしても、さすがに吾郎さんダメダメ過ぎでは。ここから逞しくなるのかな？ と思ってたら全然ならなかった。でもいつの間にか吾郎さんを好きになってたし、最後は泣けた。多恵子もトモもありのままの吾郎さんを受け入れて愛してるからかな。そしてそんな家族を吾郎さんもまた全身全霊で愛しているわけで。
「妻の死を乗り越えて父親として生きる」ではなく「俺が100まで生きるとしてあと50年、遠距離恋愛みたいなものだな」という納得のしかたが良かった。そこまで愛を貫かれたら応援するしかない。
話はだいぶはちゃめちゃなコメディなのに、笑って泣けてなんだかほっこり。優しいドラマでした。おっさんだけど、愛嬌と可愛らしさを兼ね備えた塚っちゃんがハマり役。
