本気のしるしとは。。
モンスターラブでクロちゃんが吐く息に「くさーい！」と手を震えながら言うリチのようなものであれこそは本気と書いてマジだった。
クロちゃんが本当に自分のことが好きかと聞くように、このドラマの主人公である辻くんは浮世さんに問いかけ、浮世さんだけでなく細川先輩もみっちゃんといった女性陣を回追うごとに切り捨てていく。そうして本当の愛を探す姿はモンスターラブさながら。
ストーリーは先が読めなくて面白いけど登場人物みんな何考えてるかよくわからんのが可笑しい。
気持ちを伝え合ったり付き合ったりする前だと相手の気持ちがわからなくてそんな不安な気持ちで長い間過ごしすぎると、たとえ付き合ったとしても何かが変わるわけでもなく不安な気持ちは続いて消えないのかもしれない。本気のしるしを必要とするのはそういうものが無いといけない二人の関係性の本質的なところかもしれなくて、このドラマの2人もこの先苦労しそうなのはお互い様のような気がしてくる。本気のしるしや真実の愛とやらもクロちゃんのモンスターラブ同様そんなものは初めから用意されてないのかもしれない。
物語後半の浮世さんが、部屋で刑事ドラマの捜査会議に出てくるようなホワイトボードみたいな感じで辻くんをしらみつぶしに探索してるあたりのこれまたサイコパスな狂いっぷりが面白った。
