ken

グランメゾン東京のkenのレビュー・感想・評価

グランメゾン東京(2019年製作のドラマ)
4.5

グランメゾン東京を見ると決めた。社会人としてプラスになる要素ありと判断した為。勿論、脚本が魅力的なのは言うまでもない。普段ドラマは全く観ないが、週末の紹介番組をたまたま見て関心を持った。

木村拓哉はあまり好きではないが、このドラマの役柄における演技力は素晴らしい。彼の個性は当然知らないが、尾花にピッタリのような気がした。カリスマシェフとして当然とんがっている訳だが、人の何倍も努力してきた底力とその感性は他を圧倒する。
倫子(鈴木京香)がオーナーとして成長していく姿、京野(沢村一樹)がチームを支える、相沢(及川光博)が尾花を助ける、尾花の元弟子であった平子(玉森裕太)は反発をしながらも、尾花の厳しさと表には出さない寛大さに心打たれる姿、そしてライバル丹後(尾上菊之助)の存在が尾花に更なる高みを目指させる…そして、妬み、裏切りも起きる。いずれも我々の仕事において職種は違えど存在する人間関係模様を描いていて共感できる部分が多く、色々と考えさせられる。

昨年はラグビーW杯で日本が歴史的な活躍をワンチームで成し遂げ、日本中が感動の渦に巻き込まれた記憶に残る年であった。グランメゾン東京でも、色々な個性がぶつかり合いながらも「三つ星レストラン」を取るという1つの目的に向かって突き進むチーム力は実に素晴らしかった。

久しぶりに感動できるドラマに出会えた。もう一度、このドラマを観ても感動すること間違いない。続編を是非ともこのメンバーでやってほしい!
ken

ken