ゑI海外ドラマ勢

デッドリー・クラスのゑI海外ドラマ勢のネタバレレビュー・内容・結末

デッドリー・クラス(2018年製作のドラマ)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

挿入曲 ☆
美男美女 ☆☆☆
伏線 ☆☆
ユーモア ☆☆☆

冷戦終了前の1987年レーガン大統領の政策によってコストカット対象となった精神科病院から放り出された異常者に親を奪われた主人公Marcus。保護された先では子供ながらに労働搾取をされ、その環境から抜け出すべくアクションを遂に起こした彼は同居人Chesterの犯した大虐殺の罪を被ることになる。噂を聞きつけスカウトにきた殺人学校に拾われることになるが、そこは脱権力を掲げながらも既得権益を持ったレガシーらによって階層化された矛盾した環境であった。子供ながらに身につけた反骨精神で階層を超えた様々な仲間と出会って人の生を満喫していく主人公だったが、不運とも幸運とも呼べる昔の汚名の返上を求めてやってきたChesterとの再会によって命の危機に瀕することに...
前半は階級制、後半は愛情や友情といった人生を満たしてくれるものらを中心に描いてた。

レガシーの存在のせいでこの殺人学校がしょぼく見えた。最下層のRatであるLex達数人の反撃に圧倒的反撃を見せたりするわけでもなく、大半レガシーだから死人も殆ど出ず甘ちゃんだらけに思えちゃう。逆にRatはいい感じ。Billyの「明るくやってないと生きてらんない」的な精神だったりLexの「どれだけ腐ってもいいんだわ」的な精神だったり良き、特にBilly見てると辛い。Billyみたいな良いやつがゴミ親の元に弟を取られてるケース、Breaking BadのJesseじゃん。

主人公Marcusと階級を超えて仲良くなるメンツ全員が初っ端からスカウトメンバーで揃ってたのなんかなぁ...Billy、Maria、Saya、Willie全員派閥違うのにドラマすぎるって。Willieはワンパンマンのキングポジション。

殺人学校ということもあって最初の1話で各自1人殺すべき人物の課題を与えられたやつ最後まで一貫してて欲しかった。Marcusの最初のホームレスキルはWillie用とするなら、最期のChesterはMarcusにやって欲しかった。犬エンドは流石にない。

ヤクザが海外にいながら銃を使わなかったり(日本ですら銃使って抗争してる)、忍者に中国系?な挨拶させたりと何か日本要素がごちゃ混ぜにされてる感じあまり好きじゃない。俳優が東アジア系の人でカタコトなのは別にいいからさ...

Chester役の俳優調べたら普通にイケメンだった。Lexも好き。Marcusもパッと身微妙に思えてたけど、後半まで来るとイケメンで好き好きになる。

The 100でDevonが歌ってたAdd it up除いて特にこれといった挿入歌なし。

izombieみたいにアニメの挿入シーンあり。途中のヤクブツのくだり正直だれてた。ヤクブツしたことないから共感できずそう思ったのかもしれないけれど。主要キャラの過去を何人もやってくれたことは親切で助かる。

東アジア系のGaoが白人至上主義のBrandyを味方してたのよく分からなかった。あとは終わり側にカルテルに銃向けられ絶体絶命のMarcus達、Linは裏切り者のSayaにどう対応するのかとかモヤモヤして終了。Rat組いるからこそ見続けられた気がするドラマでした。

2023/01/16ネトフリ終了