春紫苑

君が嘘をついたの春紫苑のレビュー・感想・評価

君が嘘をついた(1988年製作のドラマ)
5.0
窓辺太郎で麻生祐未が好きになり、美人役をしていた頃の姿目当てで見たので、何年のドラマか知らず。
プリプリのGET CRAZYって、DIAMONDSより前の曲じゃないか?と、調べたら80年代、昭和のドラマだったとは…。
平成一桁時代かな?と勝手に勘違いして見ていただけに、これがバブルのトレンディドラマか…と、なんか色々納得(笑)
世代的に、自分が初めて見たのが家なき子。その後、再放送やビデオで、愛という名のもとに、高校教師、この世の果て、ひとつ屋根の下、人間・失格~たとえばぼくが死んだら、未成年など、色々見たけれど、どのドラマも終始暗いものから、コメディ要素はあっても重い要素は必ず入っているから、昔はこんな軽いコメディ作ってたんだ!?と、ビックリ。逆に、リアルタイムでこれを見ていた人たちは、のちの野島ドラマの暗さにビックリしたのかな?
そう言えば、このドラマでは別の人とくっつく三上博史と鈴木保奈美は、この世の果てで主役だよね。この世の果て、大好きなドラマなのに、このドラマのあまりのノーテンキさで、最終回まで気づかず(笑)
wikiによると、トレンディドラマの主人公の男性というのは、ルックスがよくて優柔不断みたいなことが書かれていたけど、まさにこの三上博史がそれ(笑)
工藤静香の演技は初めて見たけど、彼女は歌に専念したほうがいいタイプのアイドルですな(笑)しかも、工藤静香の友達、演歌に転向する前の長山洋子じゃん!
だけどこれ、最初は麻生祐未目当てのはずが、いつの間に大江千里の工藤静香への片想いを見守りたくなってきた(笑)優しいお兄ちゃん的なポジションいいなー。
それに、当時トップアイドルだった工藤静香をぞんざいに扱ったらいけなかったのか、麻生祐未と工藤静香がダブルヒロインっぽくなってる。
一番可笑しかったのは、仕事もせずに受話器両耳に当てながらしょっちゅう男3人が私用電話してて、上司に怒られることがないどころか、最終回ではクリスマスなんだから早めに切り上げて帰れと上司が言うようなゆるい会社にウケる(笑)
この時代って、そこまでクリスマスに恋人いないといけない雰囲気だったの?バブルはいい時代だったとよく聞くけれど、今で言う陰キャとかマイノリティにはつらそうだよね…。
春紫苑

春紫苑