けーな

ニュー・ポープ 悩める新教皇のけーなのレビュー・感想・評価

ニュー・ポープ 悩める新教皇(2020年製作のドラマ)
3.9
面白かった。

パオロ・ソレンティーノ監督作の映画は、どれも苦手なのだけれど、ジュード・ロウのファンだから、このドラマの1作目も観たし、1作目の終わりで、ジュード演じるピウス13世が、心臓発作で倒れたところで終わったものだから、続きが観たいと思い続けていて、ようやく観れた。

1話ごとよりも、9話全部観終わってこそ、構成がよく出来たドラマだなと、関心した。実に面白かった。

ソレンティーノ監督らしい雰囲気は、終始漂っていて、それは、やっぱり、どうも苦手では、あった。豪華絢爛で美しい映像は、見応えあって、素晴らしかったのだけれども、いちいちお色気を入れてくるので、それって必要⁈と思ってしまった。

生い立ちにトラウマを持つ繊細な新教皇ヨハネ・パウロ3世を演じたジョン・マルコヴィッチも、見事な演技だった。イギリスの名家出身で、彼が住んでいるお城のようなマナーハウスも、素敵だった。どこで撮影したのだろ?

ストーリー外で、私が面白いと思ったのは、アメリカ人のマルコヴィッチがイギリス人の役で、イギリス人のジュードが、アメリカ人の役なこと。マルコヴィッチが話すイギリスのアクセントは、なかなか上手いと、私は、思ったけど、ネイティブからしたら、どうなのかな。そして、ジュードが話すアメリカのアクセントも。

それにしても、やっぱり、ジュードは、おじさんになっても、美しいな。結局、それ。

ジュードが、これまでに出演した映画とドラマ、アニメ、これで、全作品を観た。コンプリートできて、ファンとしては、とても嬉しい。
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