本放送の時も全部じゃないけど観てたけれども、改めて観るとさらに良いなあと思う。常盤貴子が血肉の通った大人の女性に見えるし、応援したくなる。それを陰に日向に応援する小泉孝太郎演じる多田先生もよかった。この人。いい人なのか腹黒い人なのかどっちか観てる方にも判断させないキャラクターを持ってるんだよな。本人もそうなのかも知れないけど。もちろんそこには下心が大いに絡んでいるのだけれど。それを見抜かれての夫の唐沢寿明演じる蓮見にグイグイやられるのもまた面白い。
そして、円香みちる役の水原希子。期待してたよりも活躍していて本筋に深く絡んできている。たいうか、彼女がこの作品の展開の鍵を握るキーマンだろう、アクションもかっこよかったし、それを身に着けた背景も説得力がある。彼女の葛藤を慮ると、もっといい人生を送って欲しい。
本編だけではそこまでではないけど、ラスト1本で立場逆転があり、彼女が立派に独り立ちできていることが証明されるのもよいし、所長と彼女の二人でバディを組み、シスフッドものになったのもよかった。将来的にはこの事務所の共同経営者になるんじゃないのかな。戦略的にも十分やっていける。
最後までしのぎを削った北村匠海の朝飛もウザいくらいに存在感あったし、賀来千香子演じる所長の神山の計算高さもいい。神山の父で元所長の橋爪功の可愛げのある妖怪じみた存在感もよかったなあ。
アメリカのドラマのリメイクものと知り、この作りの良さに納得はしたけど、役者も制作陣も負けてなかったと思います。本編も観たいな(笑)。
