ニジムさんの映画レビュー・感想・評価

ニジム

ニジム

小公女(2017年製作の映画)

4.2

ああ、これは好きかもしれない。
あの「小公女」のリメイクか想を得たものかと思いきや、ほとんどその要素はなく。

家事代行をしながらギリギリの生活を送るミソは、それでも煙草とウィスキーと大好きな彼氏がい
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映画 怪物くん(2011年製作の映画)

3.0

怪物大王を継ぐことになった怪物くんだが、元々気が進まないところにニガニガソウをいまだに食べられないことを指摘され、国民と城の皆を捨てて旅に出ることに。もちろんあん3人は一緒だ。
しかし途中の荒天で辿り
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マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

4.0

普通に作ったら真面目な話で終わってしまいそうなところに主人公の理解されなくい体質を入れ込み、うまい感じにしたなあ、と感じる。
孤児院育ちのライオネル・エスログは、自分の後ろ盾となってくれていた事務所所
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サウスパーク/無修正映画版(1999年製作の映画)

3.1

ちゃんと観たのは初めて。
なので多分シリーズでお馴染みの様々なことが出てきて全部分かっていたら更に面白かったのだろうな。

子供は禁じられれば禁じられるほどにそれをやりたがる。まあ彼らは度を越している
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土竜の唄 香港狂騒曲(2016年製作の映画)

4.0

前作よりこっちのほうが面白いのは相棒が活きてるからかな。ヒロインの純奈が今作のヒロイン迦蓮にスポットが当たった分霞んでしまったのが残念だったが、相変わらずあのボディースーツが健在でレイジの命をしっかり>>続きを読む

グッドモーニングショー(2016年製作の映画)

3.4

思ってたよりもずっとよかった。
もっと嘘くさい表面的な話になるかと思っていたら、それぞれちゃんとしたところがあって。もちろん、駄目なところもたくさんあるのだけれど。役者がよかったよなー。
ヒロイン(?
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台風クラブ(1985年製作の映画)

4.0

何者でもない子供の、壁にぶち当たった感じ。
観ていてつらい。痛々しい。
同年代で観てたら、ちょっと同調して病んでしまいそうなほどに強烈だった。

もう子供の時分も遠くなった今、安全な地点から見ているか
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バタアシ金魚(1990年製作の映画)

3.7

改めて見ると高岡早紀がピュア過ぎてわけがわからなくなる。人に歴史あり。それ言ったら東幹久もか。
筒井道隆はある意味平常運転。
むしろ浅野忠信があんな感じで登場するとは。これもまた歴史。
青春ってかっこ
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HERO(2007年製作の映画)

3.1

あくまでもお仕事ものではなく、お仕事もののスパイスをつけたラブコメなんだな。
TVシリーズはそれなりに楽しんで観てたけれども、時間を置いて改めて観ると、演出がくどい。鼻につく。

脇を固める俳優陣、そ
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ハッピーエンド(1999年製作の映画)

3.1

これは、卵が先かな、鶏が先かな。
妻が元彼に再会して浮気する。それを冷静に記録する失業中の夫。なかなか仕事が決まらず、やる気のない夫に妻は苛立つが、いやあ、これは分かるなあ。夫も、どれだけやっても評価
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バッド・マイロ!(2013年製作の映画)

3.4

AmazonPrime見放題残り1時間を切ったタイミングで観始めた。たまにこういう変なのに当たるな。

投資会社(?)の企業内会計士のダンカンが経営者の理不尽に耐えていたら、とんでもないもの身中に爆誕
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ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.9

警察大学の同期として出会ったギジュンとヒヨルは性格も育ってきた環境も全く違い、お互い反目しながらも切磋琢磨していく。
学校の講義も慣れてきて、しかしそれらは現実には役に立つことがないのではと半笑いでレ
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ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

3.1

日本で大ヒットしたらしいけど、正直、なんで受けたのか、いまひとつ分からなかった。
動きはとてもよくて本物以上に本物っぽい。

ボス・ベイビー ファミリー・ミッション(2021年製作の映画)

3.5

いわゆる二匹目のどじょう的な作品だけれど、わたしはこっちのほうが断然好きかな。
かつての困難に心をひとつにして闘った兄弟は、成長するにつれすれ違い、兄ティムが家庭を持ってからは一度も会わない関係に陥っ
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火花(2017年製作の映画)

4.2

スパークスというコンビを組んでいる芸人の徳永は、熱海の小さな夜祭の営業で知り合った神谷に弟子入りする。といっても活動拠点が東京と大阪と離れているので付き人のようなことをするわけではなく、会う機会がある>>続きを読む

グッド・ネイバー(2016年製作の映画)

4.0

見る前と後とでは、全然印象が変わってくる作品。

孤独な独居老人グレイニーさん。近所にも何かと迷惑かけるねじ曲がった老人だから、ちょっと驚かしてやろうぜ、そんなイーサンの軽い話から始まった本格的な仕掛
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バック・イン・タイム(2015年製作の映画)

3.9

「バッグ・トゥ・ザ・フューチャー」三部作がいかに素晴らしかったかというお話。公開当時から知っているわけで、その裏話を中の人からまとまって聞くことができるのは、本当に貴重だと思った。
なかなか脚本が受け
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パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間(2013年製作の映画)

3.5

死は誰にでもやってくる。
しかし、方や国葬でテレビ中継され全国民、全世界が哀悼。方や葬儀も教会に断られ、埋葬も受け入れられず、やっとのことで確保する(土葬文化は大変ですね)。
犯人の兄が一番やりきれな
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カンフー・パンダ(2007年製作の映画)

3.6

カンフーオタクのラーメン屋の息子のパンダが、ひょんなことから翡翠の城のカンフーの後継者「龍の戦士」に指名され、どうにかこうにかして一流のカンフー師に成長を遂げ、城を脅かす悪役トラタイ・ランを退治する、>>続きを読む

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.6

邦題からもっとポップな内容かと思ったら予想外二しっとりしてた。

人間・ホーキングに迫った作品、ということだろう。彼に健常な時期があったのは分かっていたけど、本当に普通に暮らしていたことに、とても驚き
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太陽を掴め(2016年製作の映画)

3.0

今、といっても2016年齢だからもう10年近く前になるけど、あそこら辺の若者の「気分」たいなものなんだろうな、これ。

元子役で今はバンドを組んでヴォーカルをやっているヤットと元カノのユミカ。その近く
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.1

何者かになれると夢見ていたのに既に人生も折返しにかかり、何にもなれていない大人たち。自分のことかと終始胸が痛かった。

若い頃に一度文学賞を受賞したことはあるもののその後全く鳴かず飛ばずで「取材のため
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あなたの番です 劇場版(2021年製作の映画)

3.0

テレビドラマを録画しっぱなしだったのをやっつけて、記憶が薄れぬうちにと観てみた。
相変わらず主人公の田中圭がウザい。子供っぽくって、思慮が足りない。だから成立する話ではあるのだろうけれども。
ドラマ版
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