『全裸監督シーズン2』一気見完了。
リリー・フランキー、ピエール瀧、國村隼等々、この役者陣が揃えば面白くないはずがない。それに加えて監督が『百円の恋』『アンダードック』の武正晴ということでこれは傑作保証。シーズン1より期待度アップで鑑賞。
シーズン1は、ある意味解りやすい村西とおるの業界入りから黒木香をフィーチャーした成功への成り上がり物語。
比して、シーズン2は成り上がり後からの転落、再生というダークな要素が多めで、難しいシナリオだったが、さすがは武監督、メリハリをつけた演出で充分楽しめた。
しかし、本作の白眉はなんと言っても山田孝之に尽きる。体重操作もしながら完璧に、いや本人以上に「村西とおる」だった。
彼の演技は、現代のコンプライアンスとは無縁な昭和時代ならではの、ある一人の破天荒人生を体現していて最後まで魅せられた。
粋なラストのセリフも納得。
