マツタヤ

マインドハンター シーズン1のマツタヤのレビュー・感想・評価

マインドハンター シーズン1(2017年製作のドラマ)
4.5
其の1
このドラマはシリアルキラーという言葉を誕生させたFBI捜査官の話しということだけれど、そこに自分が別で聞いた話を加えると、太古の昔から巷にはシリアルキラーが存在していてそうした殺人者が多く生み出された時代や場所がある。アメリカでは1960年代のボストン絞殺魔から始まり90年代のジェフリーダーマーで終わる時代。そしてイギリスのヴィクトリア朝時代や、ドイツのワイマール期(1910年代から30年代)にシリアルキラーがやたらと出現したらしい。
このドラマは要は上記でいうところのちょうどそのアメリカ時代。しかし実はその前のドイツのワイマール期のシリアルキラー時代にベルリン警察が「次々に人が殺されるかつてない新奇な暴力的現象をシリアルマーダー(連続殺人)」という新しい言葉で表現していたのだ!(ババーン‼︎‼︎

どうでもよい情報其の2
こういうFBIが実際の犯罪者に話を聞いてプロファイリングなどに役立てるという話は、羊たちの沈黙のレクター博士とクラリスみたいな関係だけど実際はあんな関係性は作れなくて、平気で相手は嘘をつくし、犯罪者同士であのFBIたちはほんとアホだとから適当にあしらっとけっていう情報がつながってたり、こういうインタビューを受けると逆にあいつはFBIに情報を提供してるって周りの受刑者から目をつけられて暴行されたりという風に、知ってもそれどこで使うの?的な情報にあふれてる。

さらにどうでもよい情報其の3
よくこういう殺人鬼ものばっかり見てると、周りから「よくそんなのばかりいつも見てるな、感覚麻痺して何も感じないのか?」って言われるんだけど、それは全然逆でこういった怖い人たちを見ること自体、ものすごい嫌悪感あるし、怖いといった何かしらの心の中に作用を及ぼすもの、見ることでそういったネガティブな感情の動きが生み出されるものとして、怖いものをわざわざ見てしまう。何も感じないのはこのドラマに出てくるシリアルキラー達じゃないか!

ただこのドラマをみてわかるのな、そういったシリアルキラー達は何も感じないんじゃなくて、むしろ性的興奮を感じていた。。
マツタヤ

マツタヤ