ケンタロードキラー

ハイ・ライフ シーズン1のケンタロードキラーのネタバレレビュー・内容・結末

ハイ・ライフ シーズン1(2017年製作のドラマ)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

日本では無いカルチャーで分かりづらい感じ。まぁある意味でファンタジーなので。

キャラクター全員が何かを抱えていて、このドラマの世界に大麻の存在が無かったらただの昼ドラになってたくらい重い気がする。

それをジョークにできちゃうくらいハッピーな植物なんだなぁって思った笑

主人公 ルース 
元活動家で大麻薬局のオーナー。
(海外では合法化が進み、今はもっと自由になってるが、放送当時はタイムリーだったんだろう。自由すぎてコンビニ化してたら、もうドラマは産みづらくなっているかも。その後が気になるからせめて終わらせて欲しい…。)
弁護士の夫とは疎遠状態。ビジネスを邪悪と感じていて、ビジネススクールを卒業した息子トラビスを認めたく無い。ヒッピーの生き残りみたいな感じ?

ルースの息子 トラビス
父の元で生活し、ビジネススクールを卒業後、ルースの店をビジネスで成功させようと母の元に戻る。優秀だけど鈍感でセンスない。けど必死にマーケティングを考える。凄く真面目。恋人募集中。ラップとかチャラい系が好きだけど似合わない。

販売員 オリビア
トラビスを気になっている。田舎育ちで、地元は麻薬が横行しているトレーラーハウスに住む様な人達。アメリカには結構いるイメージ。ストレンジャーシングスでいう、エディマンソンの女盤見たいな感じ。美人だけど自信ない。ルースを尊敬。ちょっと学がない。素直。昔有名なネタ動画の本人。ロックっぽいファッション。

警備員 カーター
イラク戦争経験者の元軍人。PTSDを抱えているが、ハッパはやらない。無口で、警戒心が強い。黒人でイケメン。ど真面目。物事をはっきり言う。勧められて大麻治療してから幸せで楽しそう。ハイになれば冗舌。バーバーに通ってそうな髪型と髭。

販売員 ジェニー
元医学生の中国人。母の期待を背負うが中退し大麻薬局へ。母には内緒。彼氏募集中。ずっとニットキャップ被ってて、ちょっとオタクっぽい早口。アジアンビューティ。おばあちゃんのお茶が効く。

店舗栽培者 ピート
ハンボルト郡(米国最大の生産地で、殺人の山と呼ばれるくらいの危険な土地らしい)のヒッピーコミューンにいた6歳のピートをルースが引き取る。純粋で嘘がない。栽培の天才で、枝の違いなどを見分ける事ができる。超本物思考で、効くモノより最高のモノを目指す為、分かりあう為に話しかけて育てるくらい純粋。ゆったり喋る、「クレしん」のボーちゃんみたいな感じ。細くてロン毛。自覚ないけど、めちゃ鋭い。本質を見ているキリストっぽい。

YouTuber ダンク
登場人物の中で最もトんでる人気YouTuber。イカれてるけど、愛されるスター的存在。しーずい1後半で、ある事がきっかけでハイになっていない時があり、意外と真面目で大学出てる事が発覚。ダビーの彼氏。
ダビー
外見からも一番やばそう。ジェンダーフリーで、女にナンパする事も。欲に貪欲で、生きてる!って感じ。同エピソードでハイにならない時は凄く冷静。忍たまのシンベエがヤバくなった感じ。

顧客 マリア
イメージするアメリカのブロンド奥さんで夫が裕福層。家庭の問題で大麻治療をしている。家事は苦手で、立派なキッチンがあるけど使えず、家政婦を雇っているが…。

ご近所さん テコンダグラス
ルースのライバル的なキャラで、麻薬を嫌う。大麻が合法でも嫌い。独自の感性が強く、キャラ濃いめで可愛らしさすら感じる。ピートとの友人関係から少しづつ心を開いていく。


キャラクターの全てが何かを内に秘めていて、治療の必要性を感じる。
全体の雰囲気は、大麻盤ビッグバンセオリーの感じで、コメディだけど、掘り下げると全員重め。

吹き替えが日本向けのネタに変換されているので、少しサブい部分もあるけど、全声優がベテラン揃いなので安心して観れる。
めっちゃ面白い!ってもろ手を上げて評価出来る程では無いけど、西の方のアメリカ人のフランクな感じを体感できるのにはちょうど良い!