ルチア

必殺仕事人・激突!のルチアのレビュー・感想・評価

必殺仕事人・激突!(1991年製作のドラマ)
4.0
時代劇専門チャンネルにて観賞

本放送の際にも毎週楽しみに観てましたが、多分それ以来で久し振りに観ました。
覆面組という敵組織が現れるという斬新な設定で始まったものの、結局盛り上がらずに「いつもの」必殺になっていった感じで、個々のお話もチープな内容の回が多くて、見どころはやはり殺しのシーン。
この殺しのシーンは毎回実に見応えあって、お話はまあどうでもいいって感じでしょうか。
中でも新キャラの山田朝右衛門がとにかくカッコいい。
仕事人らしからぬ「真っ正面」から殺しにかかるのがなんとも良いです。
まああまりに堂々とし過ぎて「闇の稼業」の印象ではないですけどね(笑)
カッコ良けりゃ良いのです。ただ結構「出ない」回があるのは残念でした。

BGMはもはや完全に仕掛人で、それはそれで良いのですが、この頃の必殺シリーズによくあった「挿入歌」をタイトル付きで流すのはやはりシラケますね。なんかそこだけ歌のPVみたいだし。
ただ藤田まことさんが歌う主題歌は当時カラオケでよく歌ったりするくらい好きでしたからこの主題歌は懐かしかったですね。

最終回はそれらしく大物がターゲットになって仕事人総出で仕事にかかるせいで殺しのシーンとその後の「締め」のシーンで時間が割かれてせっかくの大物の悪事があまり深く描かれないので、あれだけ話を大きくするなら90分くらいにしたらもっと面白くなったかも知れません。

ともあれ懐かしい必殺を久し振りに観れて良かったです。
ルチア

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