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踊る大捜査線のnuxのレビュー・感想・評価

踊る大捜査線(1997年製作のドラマ)
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CSで一挙放送してたのでなんとなく見始めたら面白くて止まらなくなった。こういうレジェンドスーパーヒットドラマって主人公が魅力的なだけじゃなく漏れなく周辺キャラもみんな良いんだよなあ。基本明るくコミカルな雰囲気で進行するので、シリアスな展開でのギャップにほろっとさせられるのが上手い。

当然のようにオフィス内で煙草を吸い、女性職員にお茶汲みさせ、PCが常用されておらず主に業務は紙と電話とFAX、そしてお台場がまだ観光地になる前で何も無いゆえ「空き地署」と呼ばれているなど、平成のリアルがナチュラルに反映されているところも時代を感じて面白い。あと子供の頃は知らなくて何とも思わなかったんだけど、確かにエヴァンゲリオンを意識した音楽や演出がされていることにも大人になって気付いた。

エンディングテーマがこのドラマと全然関係ない内容の、織田裕二さんが歌う謎のレゲエ調のおしゃれポップスなのとかもめちゃくちゃおもろいんだけど、毎回聴いて脳に刷り込まれるから最終的にしっとりしたオルゴール調アレンジのLove Somebodyでちゃんと泣けるように洗脳されてることに感心するw

そろそろりんかい線の東京テレポート駅で流れる発車メロディーが一体何の音楽なのか分からない世代が多くなっていそうだ。フジテレビ、またこのレベルの大ヒット作品が作れるといいなあ。
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