型にはまらず自由奔放、みなからもロビンソン・クルーソーとあだ名される精神科医、小泉三太(唐沢寿明)と藤原財閥の娘で、幼少期の悲しみにより歪んだ心を携える沙織(葉月里緒奈)とのクリスマスラブファンタジー。
まず、沙織の闇がそこまで深くない。
三太の妻の精神疾患の要因も不透明、それにより死に至っているにも関わらず、言及されない。
友人である日柳(高橋克典)が唯一忘れられない女性として存在する、その三太の妻は掘り下げられることなく、あまり魅力的に描かれていない沙織にどういうわけか心動かされていく、2人の男。
最終的には結婚式での略奪パフォーマンス。とても浅はかなドラマだった。(言い過ぎかな、ごめんなさい)
特筆すべきは、このドラマのサントラのほぼ全曲、「恋人よ」と全く一緒だという点。流れる度に、鈴木保奈美や岸谷五朗がよぎって仕方がない。