恋に生きる女子大生のひと夏の恋、そして友情、ひとりの男を巡り、仲違いを繰り返しながらも深い絆で結ばれる、女の子２人の物語。
当時よく出演していた若手俳優が一挙に集結しており、90年代的には割と豪華なキャスティング。
ただ恋模様の描き方が稚拙で、非常に軽い装いの展開に、例え自分が同い年くらいだったとしても、あまり共感に至らない。
まず慶（いしだ壱成）という男に魅力を感じない。女を駄目にする種類の男。
掴みどころのない飄々とした自由人。
こういう男に惹かれるというのが、このお年頃の女子なのかもしれない。
しかしながら、いしだ壱成は良い役者。
この少し前に「聖者の行進」で永遠役をやっていると思うと振り幅の広さに脱帽。
また、華原朋美が出演しているのだが、ひどい演技で見ていられない。。
主要キャスト以外の恋模様もトキメキや見所を感じられる内容であれば、もう少し深みのあるドラマになったのではと想像するが、とにかくそのあたりも雑さが否めない。
ただ、片瀬（観月ありさ）と中田（瀬戸朝香）は綺麗で可愛くてスタイルが良く、目の保養になる。
観月ありさ主演のドラマって観月ありさが主題歌を担当している印象が強く、そういえば小室ファミリーだったな、と主題歌を聴きながら、小室哲哉の圧倒的な才能に浸ったりもした。
