★98年フジテレビで放送していた三谷幸喜脚本のドラマ。三谷幸喜のドラマと言えば「古畑任三郎」、「王様のレストラン」、最近は「鎌倉殿の13人」などがあるが、この作品は視聴率がいまいちだったのか、ほとんど知られていない。好きな三谷ドラマ・映画・舞台はいろいろあるが、中でもこれはトップクラス。
★西村まさ彦、石橋貴明、飯島直子のほぼ3人芝居。barのマスター役の梅野泰靖が度々ちょっと出るくらい。舞台はNY。少しロケもしたようだが、基本はセットで物語が進行する。
★西村まさ彦が「古畑」の今泉刑事の如く気弱で不器用、ちょっと挙動不審な所のある男、小菅を演じる。そんな小菅が同じアパートに住む日本人女性、川上(飯島直子)に恋するが、小菅の友人の樋口(石橋貴明)が小菅の部屋に転がりこむ。この樋口という男、押しの強い所もあるが、洞察力があって頼れる男。川上は樋口に惚れ始めて・・・。
★三谷さんの大好きなビリー・ワイルダー監督の影響ありあり！第１話にも「アパートの鍵貸します」からの引用があったり。他にも「パルプフィクション」など映画の話がポンポン飛び出し、映画ファンは楽しい。
