こんな渋みのある作品を日曜朝に、それも数年ぶりの仮面ライダーシリーズとして放送していたのか。
「誰よりも優しい人間が、みんなの笑顔を守るために暴力を使用しなければならない」というシチュエーションが49話通してじっっっくり描かれている。
制作人のやりたいことがここまで明確に表れていると楽しい。
（こだわりすぎて縦軸の展開が終始さざなみだったが）
現代社会に現れた怪人による被害と、警察の対応も現実味があって面白い。クウガを決して一人で戦わせない警察の動きが熱かった。
「シン仮面ライダー」というタイトルで想像していた内容が、すでにこの作品に詰まっていたかもしれない。
