北斗星

空から降る一億の星の北斗星のネタバレレビュー・内容・結末

空から降る一億の星(2002年製作のドラマ)
-

このレビューはネタバレを含みます


まだ木村拓哉が絶頂機のドラマ。
この頃たくさん観てたな〜。

いつだか再放送していたが、途中話だったので、借りて観てみた。

一話。
木村拓哉の声が小さすぎて木村拓哉が話してる場面だけボリューム上げなきゃならんかった!笑


対する明石家さんまのカッコつけ刑事!舌でほっぺを膨らますとか、口もとがまるで柳葉敏郎やん。



『刑事の勘や』
などと云う刑事ドラマ。。



ふたりともカッコつけ過ぎてて笑ってはいけないと思いつつ笑ってしもうたわ。



この脚本家の初挑戦したミステリーだったが、当時散々悪評でした。


確かに。ツッコミどころ満載じゃ。


さんまは警察を1回クビ、もう1回は自ら辞めますと云ったのに最後まで刑事だったしナ。


警官なのに木村拓哉を通りがかりに刺しといて、翌日同僚の森下愛子にサラッと刺してもうた、と告白。森下愛子もさして驚かず、カンちゃ〜ん。
観てる方がビックリ仰天!



いっつも一人だけ仕事もないのに残業しながら警察でうどん作って食べてるし。そんな刑事おるのか?そんなに刑事は閑職なんか?



ただ、若い頃の木村拓哉は確かに美青年だった。深津絵里も可愛い。


木村拓哉は不幸な役柄で、父親が何故殺されなければならなかったのか。
それをさんまから聞かされた時はわたしも泣けてきた。
『オレのお父さん返して!』



初めてこころを開き愛した女性が実の妹だった。
一見、それは超ラッキーやん!天涯孤独だと思ってた男に血縁者が現れたんだから。と思いきや、いや待てよ、このふたりはもう契ってしもうたんか‥。


またそこからは、別の苦しみの始まり。背徳感、血縁なのに側にいることは許されない。やっと見つけたのに、一緒にはいらない。


深津絵里から『私のことも遊びだったの?』と訊かれ『ゆうこのことは本気で愛してた』。
と、同時に深津絵里が木村拓哉に銃弾を発砲。
一瞬の出来事だった。
これも嘘なのか?また調子のいいことを云っただけ?
死んでほしくて撃ったんじゃない。思わず撃ってしまった。

撃ち殺したあと、さんま宛の手紙を見つけてしまい、今、実の兄が云ったことが本当だったと確信する妹。

そして深津絵里も‥。



深津絵里の演技力が抜群。
また『カバチタレ』『悪人』を観てみたくなる。


さんまは湖に入って走って妹を止めにいくこともしない。

人は余裕が全く無いときは空を見上げることすら出来ない。というか、空の存在自体忘れている。

妹が亡くなったの取り乱しもしない。
遺体の前で同僚と『星がきれいやわー』と、夜空を見上げる余裕すらある。他の警察官は走り回っているのに‥。



さんまが最後に『あいつ(木村拓哉)もゆうこの手に掛かったことで満足したんちゃうか?』‥


それはどうか?



さんまは丸腰の相手に肩や足ではなく至近距離から何故急所に発砲し命中させたのか?



いくら若くてビビってたとは云え、丸腰の相手とは丸腰で闘うんじゃないか?普通は幼い子供が居る場合、万が一のことを考えて外に連れ出すとか、細心の注意をはらうだろう。


義兄妹の父親を撃ち殺した。正当防衛やった。
タバコをふかしながら、ちょっとした昔話みたいに告白する軽い話ではないよなぁ‥。



ラストもさんまが涙を何度も拭うシーンがあったが、涙がまるで出てなくて、これを観た視聴者がやはりあいつ(さんま)が犯人じゃ!と云われた所以。



ウ~ン。涙出ないなら目薬使ったら良かったんじゃ‥?と素人は思うが、余計なお世話か。。



ラストショットでさんまがニヤリとしたのはただ単にその方がドラマの締まり方として良いし、『スマイル』が単にエンディング曲だったからじゃないか?

わたしは深い意味はないと思った。



とよた真帆が色っぽかった。スタイルいいしすっごい小顔。悪い奴として魅力的。



いずれにせよ、例えさんまが犯人だとしても動機がないよね。
実は善良の仮面を被ったサイコパスか?
核とした部分に見処はあるけれど、ミステリーとしては杜撰過ぎるヨナ。
北斗星

北斗星