ポルりん

恋文 〜私たちが愛した男〜のポルりんのレビュー・感想・評価

恋文 〜私たちが愛した男〜(2003年製作のドラマ)
1.3
なんだ・・・この狂った話は!!!


■ メインキャラクター

将一:主人公。

郷子:主人公の妻。

江津子:主人公の元カノ


■ 流れ


妻子ある将一のもとに元カノである江津子が登場。



江津子『もう寿命長くないから最期を看取って』

と頼まれる。



特に悩むことなくあっさり了承。



現妻である郷子を従妹という設定で元カノに会わせる。
そして、郷子の目の前で、将一と江津子がいちゃつく。(頭イカレてるとしか思えない)



郷子との結婚記念日と、江津子の誕生日が同じ日だと気づく主人公。
当然のように、江津子の誕生日を選び、その日に誕生日SEXをする。(酷すぎる・・・。)



郷子と別れ、江津子と結婚することを決意する将一。(おい、マジか・・・最低だな・・・。)



はじめは嫌だと断る郷子だったが(そりゃそうだ)、何故か将一が描いた江津子のウエディングドレス姿の絵を見ると気が変わる。(なんでーーーー!!!)




以降、郷子が江津子に対して頻りに主人公と結婚するように勧めるようになる。(いや、何でだよ・・・。)



よく分からんが、郷子と江津子が仲良くなる。(え??そこは憎しみ合うんじゃないの??)




将一、郷子と離婚する。

そして、江津子にプロポーズする。(あーー、マジでしちゃうんだ・・・。)



結婚式を挙げる将一と江津子。

郷子にブーケを渡し、受け取った郷子はまんざらでもない様子。(正気の沙汰じゃねーーー!!!)



江津子、お亡くなりになる。



将一、新しい奥さんが亡くなって間もないのに、郷子にプロポーズする。(おい、嘘だろ・・・。)



普通にプロポーズを受ける郷子。(よう受けるな・・・。)



HAPPY ENDっぽい演出で物語の幕を閉じる。(どこがHAPPY ENDだよ!!!)




■ 寸評


なんだろう・・・。

『少女椿』や『草迷宮』と同じくらい狂った世界観なのに、それを美談にするような演出を用いている。

もう、完全なミスマッチだ。

いっそのこと、寺山修司っぽい演出にしたら狂気的な世界観とマッチして、逆に味のある作品になるのに・・・。

曲もDo As Infinityの「柊」といった感動的な曲を使っているが、全然合ってない。

本作の場合、犬神サアカス團のようなオカルトホラーの方がマッチしていると思う。


あとさ、こういった猟奇的な話を製作するのはいいんだけどさ・・・。

子供入れるのは止めようよ。

心が痛いよ、本当に・・・。


登場人物が揃いも揃ってイカレてる中で、唯一まともなのが将一の子供って・・・。


もう、子供以外全員『フェノミナ』に出てきたウジ虫プールに突き落としたい気分だよ・・・。
ポルりん

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