何度も観ている作品。
唐沢寿明と江口洋介版は私の邦画ドラマベスト３に入る。
またこういうドラマ作らないかなぁ…
前半のなりふり構わず成り上がって行く過程、後半は裁判や病気と飽きさせず、
各回ごとに忘れられないシーンや印象的な台詞があって、次回へ期待させる終わりかたがお見事でした。
アウシュヴィッツを真ん中に置いたのは活きていますね。
なんといっても最後の遺書が。
もう。
財前先生がこの物語で悪の面が強いとしても、私は嫌いになれずいつも泣いてしまう。
この人なりの『医師』を目指していたんですよね。
そして叶えられないと知った無念。
上川隆也、若村麻由美、黒木瞳、高畑淳子、石坂浩二、西田敏行など挙げたらキリがないんですが、各々のキャストも最高。
これは互いに尊敬し合う友情の物語だと思っています。
財前先生と里見先生が手を取り合ったら世界最高峰の医療施設になっただろうな。
大学病院に入院した当時は中学生だった私にさえ患者に気を遣わせるような教授君主制を肌で感じました。
『あの先生に聞いて』と言われ、私が間違ってエライ先生に尋ねた時の看護師の焦った様子が忘れられません。
あぁキライだ。
ドラマは大好きだ
