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浪漫ドクター キム・サブのこぼちゃんのレビュー・感想・評価

浪漫ドクター キム・サブ(2016年製作のドラマ)
4.1
監督 ユ・インシク、脚本 カン・ウンギョンによる、視聴率30%弱の人気メディカルヒューマンドラマ(21話)。分院で神の手と呼ばれる名医と若くて有能だが問題を抱える医師の成長の物語。

主役のキム・サブ(ハン・ソッキュ)は、国内唯一の一般外科、胸部外科、脳神経外科の3つの専門医資格を持つトリプルボード外科医。かつて、コサン大学病院にて大人気の有能な名医だったが、名誉と実績、金儲けの為に、大学病院長が、無理やり名前だけ借りた替え玉7名に手術を行わせ失敗、その責任を取らされ辞職。田舎の分院、トルダム病院にて、ひっそりと働いていた。

カン・ドンジュ(ユ・ヨンソク)は、全国1位の成績で専門医資格を取得した優秀な外科医であり、野心家。自らの能力を証明するために引き受けたVIP手術に失敗し、大学病院長によってトルダム病院に左遷される。

ユン・ソジョン(ソ・ヒョンジン)は、トルダム病院救急医。コサン大学病院に勤めていたが、交通事故の後、失踪する。その後、山中で遭難していたところをキム・サブに助けられる。

物語は、火傷や交通事故、MERSなど個別の案件を乗り越えていく中で、若い二人の医師を成長させていく。後半、カジノの会長(実はコサン大学病院の理事長)の依頼で、人工心臓の取り換えを実施する。

キム・サブは、仮の名で、シリーズ終盤、経緯が分かります。また、浪漫の意味も。凄いスピードで物語が進行し、とたんに視聴者は巻き込まれていく。無理難題を乗り越えていく中で、成長していく若手の医師二人。

金儲けと欺瞞の大学院長との攻防戦は、サスペンス。また、二人の恋は、間に、ちょこっとずつ、入ってきます。最初は厳しいものの、医療とは、医師とはと、語りかけていく。時には、ねぎらい褒める。

笑顔で、『大丈夫だ』
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