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浪漫ドクター キム・サブ 3のこぼちゃんのレビュー・感想・評価

浪漫ドクター キム・サブ 3(2023年製作のドラマ)
4.3
脚本カン・ウンギョン、監督ユ・インシク(シーズン1・2・3)、イ・キルボク(シーズン2)、カン・ボスン(シーズン3)、シリーズ第3作目。新外傷センターの道支援を目指す(のちに政府)、メディカル・ヒューマンドラマ(全16話、70-80分)。

前シーズンでは、コサン財団理事長/カジノ経営者の遺言通り、大学病院から経営独立したトルダム病院となり、今シーズンでは、新外傷センターの道支援承認を目指す。

宿敵の大学病院の悪役はいなくなり、新しい課題は、腕はいいものの、ある事件は若手医師個人の問題とし、医師の権威にばかりこだわる初代センター長のジンマン(ウンジェの父)、スキルは高いが熱すぎて包容力にかけ部下が付いてこない2代目センター長(S1登場のあの人)、息子を亡くす国会議員。

今回の患者では、脱北者、韓国代表スポーツ選手、韓国では有名な加湿器事件、老朽化ビルの崩壊など、大きな事件が絡んできます。

恋愛では、ウンジュとウジン、ウンタクとアルムが進展するか。前半は、神かと思うシーンや言葉の連続。ウンジェの父親は娘を愛してるけど、母親は世間体重視。アルムは面倒くさい女子に。

普段、知性的で患者にも先生たちにも優しい看護師長の叫びは、今回も、スカッとしました。

前半は、難題と恋のバランスがとても良かったけど、後半は、難題や暗い恋が続き、抑圧の多い『製パン王キムタック』気分で残念な評価に。監督変更のせいかな。最終話だけでなく、途中でも幸せを入れないと。

自閉症の『ヨンウ弁護士は天才肌』は、とてもよく、本作はそれ以上の作品と思っていますが、S3だけ後半が。また『賢い医師生活』は評価高いけど、ほのぼのしすぎるのとバンドに、はまらなかった。個人ごとに、はまる鍵が違うからですかね。

新たな予感では、新しく若い女性医師、海外で経験を積んでいたS1のヒロインの再加入、政府の保健福祉省認可が目標になりそうですが。

本作の人気の一つが、キムサブの名言(今回は看護師長も)ですが、少し、紹介。

他人の視線がお前を作るのではなく、お前の視線がお前を作る。もっと、自分を褒めてやれ。

医師としての権威やプライドよりも、少しでもいい世界を作る使命感。

どれだけ最善を尽くしても、努力しても説明する必要はない。人は俺たちに興味がない。俺たちが分かっていればいい。何と言われても、黙々と突き進むんだ。本当に意味あるものは消えはしない。

(山火事が迫る中、看護師長がキムサブに)
万一、病院が焼失したとしても、悲しむ必要はないです。あなたは、重力。あなたがいれば、素敵な医師たちが集まってくる。
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