このレビューはネタバレを含みます
天皇の料理番となった男性の生涯を追うかのようなドラマ。
主人公篤蔵の癇癪持ちが何度も自らを窮地に追い込んでいくし、
まさかこの男性が就くことになろうとは、という連続。
本人の類稀な才能と周りの人たちあってこそなんだろう。
周りの人たち、犠牲になってる面はあれど、
でもそこに自身の意思がある人生を感じる。
お兄さんの自身の人生の虚しさと
弟に向ける眼差しの強さ。
志が強かったからこそ、弟が天皇の料理番となったこと、
本当に感無量だったのだろうな。
俊子さんの優しさと強さも好きだった。