売れないコメディアンの若い男が、バイト先のバーで、みすぼらしい中年デブ女を発見。お金も持ってないっていうから、なんか可哀相になってお茶をサービス。そしたら、そのデブ女に一方的に好意を寄せられるようになって、地獄の始まり、というお話。
この中年ストーカー女、四六時中メール送ってくるし、電話してくるし、FBにもずっとメッセージ入れてくるし、知り合いに嫌がらせするし、泣きわめくし、本当にヤバい状態になります。
という感じで、最初はコメディっぽいんですが、この作品は、完全にホラーですね。段々怖くなってくるし、ストーカー女に触発されて、忘れたかった自分の闇歴史が蘇ってくるし、なんか地獄みたいになって、両親にも顔向けできないような状況になるし。
とにかく人間の暗部をこれでもかと見せつけられるドラマになっていました。これ、主人公兼監督の人が実際に体験したことをドラマ化したそうで、生きていくのって怖いなあと、思い知らされました。良作。