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9ボーダーのaのレビュー・感想・評価

9ボーダー(2024年製作のドラマ)
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♪「Romantic」SEKAI NO OWARI

#1
「よかった、幸せで。仕事ばっかりじゃさみしいもんな。」

「幸せになりたいな。いや、その前に彼氏。いや、その前にまた誰かを好きになれたりするのかな、仕事だけじゃない。もっと何か別の…29歳のうちに。」

「一年経つの早くなったよね。」「たしかにあっという間。年取るごとにどんどん一年早くなるっていうの、あれマジだな。」「年重ねて自由にやれると思ったけど、どんどんやりたいことが遠くなる感じ。」「それちょっとわかる。子供の頃は将来サッカー選手になると思ってたし。挫折してからはいい会社入ってガンガンモテると思ってた。」

「浮気じゃなくて本気。とっとと別れて幸せになりなって。」「絶対離婚なんてしない。なんで私があいつらに幸せトスあげなきゃいけないの。あんなやつらね、一生不倫カップルでいればいい。」

「どっちも嫌。この先、就職するしない、結婚するしない、出産するしない。その全てをやるやらない。どんどん迷路みたいに分かれて、みんなどっかでつっかえてる。29になっても39になっても。お姉達、つっかえまくりの行き止まり。結婚できても仕事ができても幸せそうじゃないし、何の希望もない。」

「昔の29なんて立派に大人だと思ってた。なんでも出来て、仕事も、恋愛も。もしかしたら結婚もしたりしてるかなって。なのに、実際は何にもない。自分が何をしたいかどうなりたいのかも分からない。本当はあなたの言うとおりさみしい。」

「なんでそんな風に幸せそうなの?」「何もないから。今をただ受け入れる。俺は分かるよ。大丈夫。素敵な人だから。幸せになるよ、きっと。」「なれるかな、一人で?好きな人もいないのに。」「じゃあ、俺のこと、好きになっていいよ。俺もきっと、君を好きになる。そんな気がする。」

♪「世界でいちばん頑張ってる君に」HARCO
♪「陽炎」SEKAI NO OWARI

#2
「お姉には仕事があるからいいじゃん。」「どうしてもないものに目がいっちゃうの。あれもない、これもない、焦ってモヤモヤして。だからつい彼氏いるフリしちゃったんだと思う。」「29歳、今あるものとないものがはっきりしてきて迷う時期。19歳は何でもできる可能性に満ち溢れつつ出来ることが意外と限られている狭間時期。どうなりたいかを選ぶならいよいよ今がデッドライン、最終選択を迫られる39歳。」

「今や人生適齢期なんてない。好きな時に学べるし、やりたいことが見つかったらその時 職を探せばいい。でも、結婚は相手あってこそ。″貯金と結婚はできるうちにしとけ″です。」

「一緒に笑い合える、好きってそういうこと。たしかにね〜結婚する人しない人、子供を持つ人持たない人、みんな幸せになれ。」

♪「正夢」SEKAI NO OWARI

#3
「この歳にもなるとそれなりに恋愛のパターン積んできてるから、ふと気付いてしまうわけよ、ただ単に浮かれる恋に未来はない。だから何か始まりそうって思っても、″ん?待てよ?これってうまくいく?″って頭の中で警告音が鳴るのよ。未来がないなら慎重にならないと、もう29なんだから。」「まだ。まだ29でしょ?まだブレーキ踏むような年じゃないよ。」

「そんな紙切れ一枚くれてやんなよ。その方がむっちゃんも次の出会いもあるんじゃない?まだ39だし。」「もう39。次の出会いなんてないよ。39は恋愛市場放り出されたらほぼ次はないし、あったとしても10人中1人ぐらい。金か容姿か強運の持ち主だけ。しかもそこに辿り着くには物凄く傷つかなきゃいけない。それに、別れたくない。紙切れ一枚。それが邦夫さんとの最後の繋がりなの。失いたくない。やり直せるって信じてる。」

「そもそも西尾さんが村沢さんに敬意を払ってなかったからこういうことになったんだよ。私達の仕事は、対・人で、関わる人が信頼し合って、その思いをお客様に提供するの。じゃないとお店を出す意味がないし、その資格もないよ。」

「旦那ってあんな感じだったっけ?」「前はあんな人じゃなかった。あんな風に笑うんだ。本当の彼を知らなかったのは、私の方だ。」

「いるでしょ、ここに。お姉には私達がいるでしょ。もう何なのお姉達は。ひとりだとかシングルだとか勝手に孤独ぶって。むつ姉にはこの家がある。七苗姉にも私達がいる。戻ってくればいいじゃん。この家風呂はデカいしアイスもあるし、私の可愛い料理だって食べられる。だから、この家でギャーギャーやりながら″まだよ″って思えばいい。まだ39、まだ29、まだ19。まだまだこれから。」「一回全部捨ててまた始める。」

「若いって強いな。グイグイいけて。私達なんてもう29になっちゃったしさ。」「もうじゃなくてまだ。まだ29。」

♪「family」SEKAI NO OWARI

#4
「有休消化、いつまで?まず退職後、2週間以内に健康保険・年金 切り換える。それから失業保険。ハローワークで休職申し込みして、離職票と一緒に提出。それでももらえるのは3ヶ月後。やることたくさんあるよ。」

「つい考えちゃった。私はこれから何を頑張ればいいのかなって、私、これからどうしたいんだ?」「どうしたいか分かんないときは、今日一日、楽しく過ごそう。」

「コーヒーの味はなんと甘いことか。千のキスよりまだ甘い。」

「昔はよかったーって補正フィルター入ってキラキラしたように見えるけど、本当はどんよりだった気がするなぁ。」

「この愚妹。愚かな妹と書いて愚妹。」「元はと言えば愚姉のせいでしょ。将来のために考えて何か行動しなきゃなのはお姉もいっしょでしょ。私にあたらないで。」

「ずっと嫌だった、その顔。いつからか私のこと見ると、どっか困ったような怯んだような。もっと早く渡せば良かったね。あなたが楽になるなら、もっと早く。」「イタリアで最初に会った時もこんな店だった。君は賑やかに友達とワインを飲んでて、思いっきり笑ってた。はじけるように。いつからか あんな風に笑わなくなったのは俺のせいだね。ごめん。」

「私がそばにいる。どんな時も、大庭湯で待ってるから。だから、私のこと好きになっていいよ。」「もうとっくに大好きだよ。」

♪「ターコイズ」SEKAI NO OWARI

#5
「離婚して、39歳 ナインボーダー 40代表目前。まだまだこれからだって思えて、今までは色んなもの一生懸命 集めてきたけど、あれもこれもって、でも40代はもう捨てていきたい。余計な強がりとか見栄とか自分をよく見せようとするプライドとか。もう身軽になって すっきりよ。」

「彼は″いい私″じゃなくて″ダメな私″を見せられる。」

「好きなら好きって言う。嫌なら嫌も言う。だから私、今 後悔なしよ。そう言い切れる59歳。憧れるでしょ?」

「俺だって昔は思ってたよ。サッカー選手になりたい。無理なら一流企業に入って、いい給料を貰いたい。でも現実は普通の会社に入って、でも合わなくて辞めて、今は実家の酒屋を継ごうとしてる。夢を叶えられるのは、才能ある ほんの一握りの人で、それ以外は普通に暮らすしかない。でもさ、毎日働いて、飯食って風呂入って寝る。それだけで十分!」

「みんなすごいよなぁ、自分が何を好きかを知ってる。やりたいことがある。夢を追って先の先を行く…すごい人。」

「あなたには、色んな才能があるんだね。″もう″とか″まだ″とか線引きしない。行きたい場所には行く。やりたいことはやる。夢にボーダーはないよ。」

「予言しとく。まだ若いうちは、大事なものは遠くにあると思う。もうちょっと年齢いくと、大事なものは近くにあるって気付く。そしてもっと年を重ねると、大事なものは自分の中にあるって気付くの。だからその時、君の隣に誰がいるか、まだまだ分からない。答えはゆっくり出せばいい。」

「私の夢って何だろうって。こんなふうに、綺麗な景色見て、ほんのちょっと気持ちが動くこと探せればいいかなって。過去は関係ない。今 動くこと。ほんのちょっと 楽しいって思える何か。」「毎朝8時半、この時計が鳴って今までは気が重かった。これは何?何のために?でも今は、この時間にコーヒーを淹れる。それを飲んで、みんなの1日が始まる。あの時間は楽しい。毎朝楽しい。」「何だ。もうちゃんと見つけてるんだ。」

♪「Habit」SEKAI NO OWARI
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