2023年公開の映画は見ておらず、原作も未読。
そんな中、アマプラでドラマ版を視聴しました。
第4話以降、俄然面白くなった。
3話くらいまではどちらかと言うと人物や状況紹介的な感じで、ストーリーラインが今一掴めず、じりじりと見る。自分の理解力の問題か。
潜水艦が好きとか、詳しい人はそれなりに楽しめそう。
何がしたい?という向かう先が分かってからは、ハラハラドキドキ。
今の所、海江田(大沢たかお)という一人の人物に頼った展開だけど、この怪物っぷりとカリスマ性は、キングダム王騎将軍と被りまくってそれも楽しい。あんな陽気じゃないけれど。
日本、アメリカ、世界が海江田という方舟に乗せられる…。
地球を一つの国にする、政軍分離という目論見は、核戦争を回避する・平和を志向するという総理大臣の思惑とも重なり、展開が説得力を持ち飽きさせない。
人類全体の利を前提としている、という意味で一応両者はベクトルを共有している。
そもそも地球に暮らしている時点で、一つの国のはずなんだけど、国際組織も蔑ろにわがままと自己利益から離れられず身内揉めを繰り返す人類…。
海江田の手腕が気になります。
登場人物も狂言回しとしてキャラが立ってました。
信念に誠実であろうとする総理大臣
新旧の価値観に揺れる官房長官海原
愚直で人情家のたつなみ艦長深町
戦略家で自信家、ロマンティストの海江田
息抜き担当(漫画原作に珍しくほぼシリアスだけど)のソナーマン、南波
社や前例に捉われず行動する記者市谷
潜水艦での戦闘と言い、外交の駆け引きと言い、直感や経験、頭のシナプスを存分に使い切らせる脚本が面白い。口をあんぐりさせて付いて行きます!
シーズン2が楽しみ。