警察の思い込みと固執する捜査手法にはいろいろ言いたくなることもあるけれど、あとからなら何とでも言えるしな…と自戒しながら見ていた。
このドラマのように被害者側を主に描いた作品がもっと増えてほしいなと思う。

何者であれ　あのように殺されるいわれはない…
いいねぇー言い返してやれ！

えーーーー旦那に言ってから…
はぁそれを黙認…送り迎えまで…
最低やな、おまえも稼いてこい！
で、役立たず…

何なの？デニス…なんで？
昇進だけど…外された…何で？
そして事件は長引く…デニスも被害者か…

長い…全然捕まらない…
警察は被害者に失礼だし、決めつけるしそんなだから捕まらないのよ！

男が家に籠もれ！ほんまや！警察は何やってんの長い…長すぎる…13人よ！

捜査がどのように行われそして犯人を捕まえた…という単純なドラマではなく警察の負が招いた事件の長引き、そして被害者だけでなくいろんな人が犠牲になった事を描いたドラマでした。

実話に基づいた話。
まだDNA鑑定とかない時代。
警察全体で足で聞き込み、情報が頼りの時代だったんだよね。
大々的に報じられて警察の包囲網もすごかったはずなのに次々と起こる殺人。
警察に対しての不満感が出るのも納得。
警察も早く犯人を捕まえなければと焦るばかりで目の前の情報、可能性に目をむけず間違った確信を信じて疑わない...。
被害者みんなを娼婦と決めつけ、警察が被害者に寄り添ってない感じとか見ていてなかなか辛かった。
電話で情報を受け取ってた女性警察官たちは良かったよね。
捕まった犯人の動機や供述の場面はない。
そこへやっと、やっと辿り着く警察側と被害者にスポットが当たっているドラマ。
それにしてもキャストが豪華！
その為により重厚なイギリスらしいドラマで見応えあった。