夏藤涼太

不適切にもほどがある!の夏藤涼太のレビュー・感想・評価

不適切にもほどがある!(2024年製作のドラマ)
4.2
#1話
やっと見れた。面白かった。 #おっパン と企画被ってるじゃんと思ったが、全然違った。テレビなんて一番コンプラ厳しい界隈だから不満は溜まってんだろうけど、それをネタにするにしても、クドカンクラスじゃないとやれないドラマだな。正しいクドカンの使い方。

しかし凄いのはネタよりも、1話の構成だな。懐古ネタ、伏線回収、どんでん返し、群像劇、ギャグ、感動ドラマ、ミュージカルとあまりにも盛り沢山すぎて…1話で終わってもいいくらいで、この先どうするのか予想ができない。タイムスリップものとしてのお約束もちょくちょく外してくるのも、今どきっぽくていいね。
ミュージカルも、1話だけのネタと思えば楽しめた派

しかしキヨシの地上波おっぱいへのこだわりは…むしろ昭和の中学生の精神性だろ…令和の中学生、地上波にもおっぱいにも興味ないだろ。あの少年は昭和レトロとしての地上波おっぱいに憧れがあるだけかもしれんが…

#2話
第一話の時点でもりだくさんだと思ったら……まさかここにきて恋愛ドラマ要素も入ってくるのかよ!
でもあの穴なら、すぐに令和に戻れるよね…?

#不適切にもほどがある 10話(最終話)
【ネタバレ】『ふてほど』、まさかのCreepy Nutsの壮大なPVだった

という冗談はさておき、大オチにビビった
トンネルの伏線回収からの、小ネタとして使われていたテロップが叙述トリックの伏線だったとは
2054年の人に向けた、不適切で生きづらい2つの時代を描いたドラマだったんだね。いやぁお見事。クドカン、ミステリーも名手すぎる

だが、タイムマシンを使って人の死を回避するか否かの葛藤をスルーしたのは、あえてなのか、それとも、続編のためにネタを残したのか……
最終回は放送中に書き換えたと言っていたから、可能性としてはありそう
夏藤涼太

夏藤涼太