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フェルマーの料理のmaのレビュー・感想・評価

フェルマーの料理(2023年製作のドラマ)
3.3
偉大な数学者を目指すも挫折し、何気なく賄いを作っていた北田岳は、料理界の若きカリスマである朝倉海に声をかけられる。海は計算され尽くした岳のナポリタンに衝撃を受け、自分がシェフを務めるレストラン「K」で働くよう話を持ちかける。


キャスティングが良すぎて期待してしまったが、その期待をかなり下回ってきた。料理はどれも美しく、美味しそうだけれど、岳視点で急に物が数字に見え出すあの演出と、方程式をごちゃごちゃ書くあの時間にやっつけ感があり、これが漫画だったらいいのだろうが、実写だとかなり違和感があった。

最終話の展開もがっかりだし、毎話ちょこちょこ見せられていた岳の仲間たちへのあの振る舞いは、到底許されるものではない。岳の後ろにいる海がどんなに素晴らしい料理人で、信頼に足るとしても、岳の暴走とは別の話だ。寧々やウェイター含め、Kの皆はやさしいよ。

志尊淳がドラマの中でもしっかりGUCCIのアンバサダーを貫いているのだけは笑った。
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