このレビューはネタバレを含みます
有紗の周りの人達が優しくて辛い。優しくしてくれるからこそ、人とは違う自分を叩きつけられてるみたいでしんどい。
共感できるポイントがめちゃくちゃあった。水の中に沈んでいく感覚。思っても無い、反対の事言っちゃう。ネガティブになっちゃうのも、嫌われたく無いのも共感。有紗も岡村さんも両方不器用な人。両方に共感出来る。
見た目は普通だからこそ、理解がされない辛さ。でもバレたくない矛盾。学生のうちは、なんとか守られていたものも、社会人になって働かなくてはいけなくなったら、圧倒的に生きづらい世の中。理解する事が全てじゃない。優しくする事が正しいとは限らない。でも普通に接する事も出来ないなら、じゃあどうするかが課題。世の中の理解は進んできても、社会はまだ、そういった人達が、普通の人と同じように生きられるように出来ていない。そんな事出来るのかとも思う。課題。障がいのない人に、障がいのある人の苦しみは絶対に理解できない。そんな事?って苦しみもある。
作品は所々、だれてしまった。オープニングの曲が良い。最後のイケメン君かわいそう。正直、最後はお互い別の恋に行って欲しかった。