おれんじ

ハヤブサ消防団のおれんじのレビュー・感想・評価

ハヤブサ消防団(2023年製作のドラマ)
3.6
東京から亡き父の故郷ハヤブサ地区に移り住んだ作家の三馬太郎。田舎の生活に戸惑いつつも、徐々に消防団の仲間と交流を深め、連続放火事件の真相に迫っていくストーリー。

序盤の移住したてに感じる田舎の閉塞感や干渉具合はディズニー+の『ガンニバル』っぽさありで掴みはものすごく良い。
『VIVANT』で考察疲れしている中、難しくなく純粋に面白かったけど…最後は駆け足気味だったかな。真相はそこかぁと少しだけ冷めてしまう部分もありました。

このドラマはとにかく中村倫也演じる小説家の三馬太郎のキャラクターがとても良かった。
消防団の皆とワチャワチャやってるシーンでも隅っこでわかりやすいクセを表現していて、中村倫也上手いなぁ〜と毎話感心。彼のほんわかした雰囲気が不気味な展開の中で癒しとなっていて、旧来のミステリーとは違った楽しみ方が出来ました。

誰もが怪しく見えるキャスティングも◎。
エンディング時、曲のかかるタイミングが絶妙でした!

中村倫也、今後は「太郎くん」と呼んでしまいそう。
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