トケグチアワユキ

シガテラのトケグチアワユキのレビュー・感想・評価

シガテラ(2023年製作のドラマ)
2.2
「稲中」「ヒミズ「ヒメアノール」の古谷実が原作。未読。

学校では虐げられている少年の唯一の生きがいはロードレース系バイク。
二輪免許を取るための教習所で、同じように二輪免許を取るための通っている美少女から思いを寄せられる。

読んじゃいないけど、なんとなく古谷実の作風を知ってるつもりの私は、たぶんぜんぜん好きじゃないだろうなと遠ざけてきた。今もそう思ってる。
だから、このドラマのはじまりでのBoy merts girl シチュエイションは、あれ?食わず嫌いだった?なんて思ったり。


ひとつ歳上の彼女とヤるヤラないとかさ、それによって同級生が急にこどもに見えちゃうとか、ホントもうずっと見てられるわぁと思ってた。
ヤるヤラないでずっと攻防戦くり広げててくれって。

そういう私には、ていうかハナっから、仕返しとかぜんぜん興味ない。
もうそこがこのドラマのノイズに思える。
ラヴとイジメのストーリーがあまりに乖離し過ぎて、ひとつのドラマに思えない。
イジメへの仕返し代行で陰慘な監禁暴行とか、まったく意味が見出せない(wiki読むと原作はもっとクソみたいなエピソードだらけで、放送できないからソフトにしてるみたい)。

学校ではスタンドアロンに生きてればいいし、できなきゃ行かなきゃいい。
私はそう考えて生きてきたし、小学生時代から「学校ってそんな重要じゃないし、ここで生きていかなきゃならない理由はあんのか?」とか「教師ってサラリーマンじゃん」とか考えてたヤなやつなんでね。
イジメも仕返しもバカのやることじゃん、としか思えないんだよね。
中学入ると同時にライヴハウスだ、映画館だ、ゲーセンだと、暗闇にひとりで埋もれてたチンピラなんだ。

というわけで、やっぱ古谷実のつくるストーリーに親和性のない私は、一応最後まで観たものの、このドラマをぜんぜん楽しめなかった。
最終話のイチャイチャが色褪せちゃって。



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おどろおどろしいはじまりから「いとしのニーナ」アンド「モテキ」を彷彿とさせるボーイ ミーツ ガールへ展開するとか、期待しかない。

ワクワクが止まらねぇぇ。

関水渚、スターになっちゃうなぁ、こりゃ。


マンガ原作は完結してるらしいので、一切の情報を入れずに楽しむ所存。

ネタバレの地雷をかいくぐり、毎週1話ずつ着実に観ていくよ。


完走後に改めてレビューとスコアリングします。