4-5話の伏線回収がピーク。
役者を揃えたのはいいんだけど、それ以外は粗が目立ってた。
全体的に独白や説明っぽいセリフが多いし、バルカの広大な土地の魅せ方もくどい。
ラスト10分だけが見どころの回が多く、最終話でも裏切り者が判明するシーンや逆転劇の展開全てが呆気なかった。
面白くできそうな設定が多くあるのに、全く活かされてないのが本当に残念。
例を挙げると、
・世界中でテロを成功させるテントなのに、後半は堺雅人に提案されるがまま。
・二重人格Ｆは特に場を掻き回すことをせず退場
（この設定もはやいらなくないか？）
・あれだけ焦らして登場したニノは終始噛ませ。
堺雅人の優秀さを引き立てる役ばかりで、彼自身が優秀な描写が全く無い。
・手段を選ばないはずの別班やテントに残酷さがない。
別班とテントの主要人物は悪い意味で皆いい奴だった展開。
などなど。
2期制作が内定と聞いたが、この先も巨額予算によるキャストと話題性頼みのドラマが作られると、
お金を掛けても面白くない
→お金を掛けなくなる
→つまらない日本ドラマが蔓延する
の悪循環になり、日本ドラマが心配になる。
勿論この作品だけで判断するのは早計だけど、TV局があれだけ力を入れた作品がこれでは、日本ドラマの限界を見てしまったような感覚になってしまい、残念極まりない。
大好きな堺雅人らによる一流演技を観れたのは良かった。
【その他メモ】
・5話堺雅人のアホっぽくビックマックのCMの如く中華を食べてるシーンが何気にお気に入り。
彼は本当に色んなキャラ表現ができて上手いなー。
・9話で、信用取引の証券マンは半沢直樹の南大阪支店で部下だった人だよね？
出向したのかな？
