日本のドラマ史上一番じゃない？と思うような衝撃的なクオリティの1話で驚きつつ、きっと最初だけ大盤振る舞いパターンだろうなと思っていたのに最後までわりとずっと面白かったのが凄い。予算たっぷりかけたスケールのデカいストーリー展開と本気のキャスティング、こんなことが地上波局のドラマで出来るんだということに感動した。本業以外で稼いでるTBS強すぎ。
私含めて大半の人がモンゴル語を知らないゆえ、日本人俳優がバルカ人を演じて現地語喋るシーンが多発してても言葉が上手か下手かよくわからなかったし、元々同じアジアで顔も似てるので違和感ないのが面白かった。欧米を舞台にすると相当高いレベルの英語力の俳優を集めないとチープな印象になりそうなのでモンゴル舞台にしたのはめちゃ賢いと思った。
どんでん返しが多いので考察ドラマっぽくもあったけど、思い返せばそんなことよりシンプルにストーリーが面白かったなと思う。キャラクターも全員魅力的。特にシリアスな中でもずっと可愛いドラムさんと、阿部寛さんが繰り出すセリフがちょっと笑えてコミカルなのが好きだった。｢スネイプ先生だったんだぁっ!!｣は可愛くてウケたw
終始ハイレベル役者バトルみたいな強強強布陣のキャスティングだったけどやっぱり私は最終話の1個前というタイミングで突然長尺で出てきた林遣都さんの演技が1番記憶に残った。火花の時は又吉さんに見えたし、今回はしっかり役所広司さんに見えた。この方、ほんとに凄いと思う。
