このレビューはネタバレを含みます
1話はモキュメンタリーで街の概要とそこで街の生態を観察する人間を興味深く見れた。
2話でモキュメンタリーだったのがだんだん中途半端になっていき、
3話でラブストーリーとしてのドラマが展開される。
街そのものが話数を追うごとに舞台装置になっていって、話の本質がラブストーリーになっていくのは正直つまらなくなっていった。
好みの問題でもあるが、街そのものドラマ展開にもっとフォーカスするか、
モキュメンタリーとしてもっと深く観察するドラマを見せるかどちらかが見たかった。
そもそも、中途半端になっていっているのは、意図的なのかそうでないのかもわかりずらい。
主人公が街ではなく人間への感情に比重を置くにつれてモキュメンタリーが薄れているなら意図的ではあるが、そうでないなら、モキュメンタリーを貫き通した方がジャンルがブレて見ずらい。
だとしてもオチが微妙なアイデアだけよかった作品。
こういう斬新な作品は増えて欲しいが、それにともなった面白さも欲しいところである。