ロリエ・ゴドローと、あの夜のことのKenefronのレビュー・感想・評価

さすが、グザヴィエ・ドラン監督。
悲劇の表現方法が相変わらず美しい！

1話60分以上あるので見るのには少し体力が必要。物語の後半はドラン監督の持ち味、美しい走馬灯、音楽で一気に全伏線を回収し一気に心を掴んでくる。

正直なところこの物語は前向きになれる内容ではない。人間は自分を守るために嘘をつき、ときには他人を壊す生き物。

そして燃え尽き症候群でドラン監督は本作で監督を引退。これは誠に勿体無い。いつかまた美しい作品を生み出してほしい。