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フィクサー Season3のpokotanのレビュー・感想・評価

フィクサー Season3(2023年製作のドラマ)
4.1
今シーズンでは、前シーズンで失脚した横宮都知事の後任の都知事選挙が舞台。
浜潮建設の社長の娘が誘拐され、埋め立て事業を中止の要望から、奇策に出て都知事選に大きく波風を立てることとなる。

またしてもジェットコースターのように次から次へと予想しない方向に話が転んでいくので、飽きずに面白かった。
割と早い段階で犯人が推測出来て、明かされる。

東京都議会のドンの黒羽推薦の四方田。
民自党推薦の候補者の川本。
新参者の渡辺達哉。
都知事選の勝ち方も設楽が理解しているが、かなり納得する。
確かに政策やら公約やらなんてものを各候補者で比較して投票する人なんてほとんどいないだろう。
支持政党だから。何となく名前を知ってるから。メディアに出てて知名度が高いから。
いかに名前を売るか。結局そんなもん。
当選してからが勝負。

いやー、脚本がすごい。
とことん政治家を悪者に描いているが、陽と陰で本当にフィクサーはいるんじゃないかと思えてくる。
どこまでも設楽に上手く乗せられ翻弄される渡辺達哉が不憫で可哀想に思えてくるが、どんな波にも乗りこなすことが出来ないと総理なんてなれないよな。
なかなか挑戦的なドラマで面白かった。
一応完結だと謳っているけど、渡辺が総理になるまでをぜひ続きを見てみたい。
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