三体のSasadaのレビュー・感想・評価

もうちょっと理屈っぽい話を観たかった気もするが、ヒューマンスケールを超えたSFで面白かった。時間も量子も、目に見えない粒度を意識し続けながら観る体験がエキサイティング。400年先の未来のための人類と三体の駆け引きが、見えないのに見えるようになってる。
科学の進歩のための犠牲、科学者が直面する後悔と苦悩みたいな話は「オッペンハイマー」でもやってましたよねえと。“ヒロシマ”が動詞的使われていたのも印象的。

後半は結構人間ドラマをやろうとしてて退屈だけど、8話は結構好きでした。次のパートも楽しみ。