ブリランテ・メンドーサによる麻薬戦争もので、13話のTVシリーズ。
元々、フィリピン国内向けの地上波作品だが、メンドーサがネットフリックスに売り込み海外にも配信。
「ローサは密告された」の流れの、麻薬汚染や警察腐敗が題材で、
現実の麻薬戦争に基づく内容。
後半の話も、実際の事件がモデル。
但し、日本人では無い。
お得意の題材だけに、内容は極めてリアル。よく組むオディッシー・フローレスも二本撮影しているが、映像もメンドーサの映画と遜色無く、非常に見応えがある。
主人公の通う高校は実際に近所にスラムがある場所で、この辺りにもリアルさへの拘りを感じる。
因みに、制作に当たって収集した資料や情報が膨大で使い切れず、後に「アルファ、殺しの権利」に利用。
この為、両作は直接関係は無いものの、キャストや内容が似ていて兄弟作の様な関係性。